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2025年

松本糸魚川連絡道路・安曇野道路 説明会始まる 年明け以降に市道付け替え工事に着手

2025/09/08
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 県安曇野建設事務所と安曇野市は7日、同市豊科の県安曇野庁舎で、松本地域と新潟県糸魚川市を結ぶ地域高規格道路・松本糸魚川連絡道路の市内新設区間「安曇野道路」(4キロ)について説明会を始めた。犀川右岸地域での用地買収が順調に進めば、本体工事に向けた市道・農道と農業用水路の付け替え工事に年明け以降着手する見通しを示した。
 安曇野道路は、長野道に新設する仮称・安曇野北インターチェンジ(IC)を起点に犀川右岸を北上し、犀川と高瀬川、穂高川の3川合流部を橋で渡って高瀬川右岸堤防道路につながる。現在、県は犀川右岸地域で用地交渉を進めている。
 安曇野道路の建設予定地に掛かっている市道・農道と用水路の付け替え工事は、年明け以降の年度内を想定しており、市道・農道と用水路を20メートルほど東側に移動させる。まずは用水路の付け替えから始める。安曇野道路の本体工事に着手する時期は未定という。
 県は全体の概略工程の中で、安曇野道路のうち、まずは仮称・安曇野北ICから仮称・明科ICまでの区間を部分的に供用する考えも明らかにした。市が整備する仮称・明科ICから国道19号までのアクセス道路も同時に供用開始させる。
 県は安曇野の景観に調和した道路を目標としている。仮称・安曇野北ICの橋部分の塗装色や、長野道料金所~仮称・明科IC区間の防護柵の形状などについてアンケートを行っており、結果を参考にしつつ、景観性や経済性などの総合評価で年度内に決める。
 説明会は安曇野市民や関係地権者らを対象に行われた。8~18日は関係地区ごとに住民や地権者らを対象に各地区で行われる。