信州の農畜産物 県制作の地産地消PRソングで発信 スーパーや直売所で活用
2025/08/27
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地元産の農畜産物を地域で消費する「地産地消」を推進するため、デリシア(本社・松本市今井)やA・コープ、イオンなどの県内店舗や農産物直売所で、県が作った地産地消PRソング「えらんで食べよう信州産♪」を活用した取り組みをスタートさせる。買い物客に、親しみやすく楽しい曲を覚え、地元産の野菜や肉を手に取るきっかけにしてもらう。
デリシアの森真也社長と長野県A・コープの山﨑進社長が25日、県農産物マーケティング室とともに県庁で会見し、取り組み内容を説明した。
「えらんで食べよう信州産♪」は、NHK・Eテレの番組「フックブックロー」のけっさくくん役でおなじみの歌手・谷本賢一郎(タニケン)さんが作詞・作曲し、PR動画にもタニケンさんが出演している。「さんさん 信州 信州産 しあわせ信州産~」で始まり、おいしい県産農畜産物をPRしている。県内のスーパーマーケットや農産物直売所計約130店舗で流す予定となっている。
デリシアでは25日から順次、県内全店舗で店内にPRソングを流しているほか、地産地消のオリジナルブランドをリニューアルした新ブランド「信州の信友」を活用し、地産地消の取り組みを強化する。
森社長は「信州産の商品はもちろん、信州の各地域に根ざした食文化を取り入れた商品の開発も進めたい。PRソングの活用と合わせて啓発し、地産地消に尽力したい」などと意気込みを話した。
