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2025年

「あさひ診療所」今月着工 古見に来春開設

2025/08/07
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 朝日村が来春の開設を計画する公設民営の医療機関「あさひ診療所」の建設工事が、今月下旬にも始まる。同村古見の朝日小学校東側の畑地に村が診療所と医師の住宅を建設し、現在、松本協立病院副院長を務める小山崇氏(53)=松本市寿北5=が開業医として運営を担う計画だ。住民が利用しやすく、地域医療の中心を担う機能的な診療所を目指す。

 県道に面した建設予定地(敷地面積2559平方メートル)に、診療所(軽量鉄骨平屋、床面積230平方メートル)、駐車場(39台分)、医師の住宅(木造平屋、床面積80平方メートル)を整備する。診療所内は待合室、複数の診療室、リハビリ室、処置室、レントゲン室、事務・調剤室などを設ける。
 内科・小児科の診療や往診、住民の健康づくり事業などを展開する。リハビリ室には運動機器を設置。循環器内科が専門の小山氏の経験を生かし、心臓機能の改善につながるリハビリテーションなどを行っていくという。
 開業時期は来年4月を目標にしているものの、現段階で事業の進行状況が数カ月後ろ倒しで進んでいるため、開業時期も数カ月延びる可能性がある。村住民福祉課は「なるべく早期に開業を目指したい」としている。診療所整備の事業費には主に村の保健福祉基金を活用する。
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 村は6日に開かれた村議会臨時会に、診療所の建設工事請負契約を2億8875万円で清沢土建(塩尻市、清澤由幸社長)と結ぶ議案を提出し、全会一致で可決された。

村中心部に位置する診療所の建設予定地

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