麻績・筑北3行事10月に同時開催 活性化と負担軽減ねらい
2025/08/01
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麻績村のJR聖高原駅周辺で10月25日、JA松本ハイランドと地元商工会、村地域おこし協力隊が関わる三つの集客イベントが初めて同時開催される。各行事は村外からも大勢が来場する一方、夏~秋に相次ぐイベント開催は出店・出展側の負担が大きかった。各団体関係者は同時開催の相乗効果がにぎわい創出と主催者負担の軽減につながればと期待する。
JA聖南・麻績両支所主催の「ちくほく祭り」がAコープおみ店駐車場で、麻績・筑北両村の商工会共催で今年初めて開く産業物産展「ちくおみメッセ2025」がJA虹のホール筑北で、村(地域おこし協力隊)主催のまちなか回遊型クラフト・マルシェイベント「第3回麻績そよごマルクト」が駅前通りや麻績宿でそれぞれ開かれる。「ちくおみメッセ」は、麻績村商工会が昨年・一昨年の夏に企画した「おみメッセ」を両商工会主催に発展させた。
例年Aコープおみ店前で開くJAちくほく祭りには1000人以上が集まり、昨年のそよごマルクトにも500人以上が訪れた。おみメッセにも両村の企業・団体が多く参加し好評だったため、3者で開催時期を調整し7月に正式決定した。
JA麻績支所の宮入宜文支所長は「実行委員会でも『(同時開催が)定着すれば筑北地域全体の活性化につながる』と好意的だ。例年以上の集客が見込めれば」と期待する。麻績村商工会は「各出展団体の負担減につながる」としつつ「同時開催で見込める大勢の集客効果により、例えば職業体験など異業種とのさらなる連携や相乗効果につなげられれば」と願う。
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麻績村商工会と筑北村商工会は22日まで、「ちくおみメッセ2025」の出展事業者を募集している。両村に事業所がある企業や団体が対象で、出展費用は2000円。問い合わせは各商工会へ。
