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2025年

筑北スマートIC近くの工業団地に土井鋼材 用地売却で村が基本合意

2025/07/26
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 筑北村は25日までに、西条の長野道・筑北スマートインターチェンジ(SIC)近くの工業団地B区画(約1万2000平方メートル)で企業誘致交渉を進めていた鋼材加工販売業・土井鋼材(本社・横浜市)と、用地売却に向けて基本合意した。村は来年中にも同社と売却金額を確定させる方針だ。

用地売却で基本合意した西条の工場団地B区画(24日)。筑北SIC(右奥)の最寄りとなる
用地売却で基本合意した西条の工場団地B区画(24日)。筑北SIC(右奥)の最寄りとなる

 同社は関東・東北・中部地方に23事業所を構え、従業員数は約480人。各種鋼板類や鋼材・管材、非鉄金属を取り扱うほか、自社で切断・穴開けなどの加工も手掛け、長野県内の拠点を探していた。
 同社は区画内南側ののり面を含む約9700平方メートルを要望し、うち約7800平方メートルを確保して工場・事務所、社員寮を建設する方向という。同社は市民タイムスの取材に「前向きに考えている」とし、現地雇用を含め20人程度の従業員を確保したい考えを示した。
 太田守彦村長は「B区画の残地にも関心を寄せる企業があるので、引き続き話を進められれば」と話している。