御嶽山登山道整備に汗 木曽御嶽奉仕会と木曽ユネスコ協会
2025/07/03
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長野・岐阜県境の御嶽山で2日、恒例の登山道整備が行われた。約130人が、前日に山開きを迎えたばかりの「お山」に集まり、登山者の安全を願いながら作業した。
王滝村側の王滝口、木曽町側の黒沢口の両登山道に分かれ、側溝の土砂の清掃、道沿いのササ刈りやロープ張り、枕木の補修、浮き石の除去などを行った。
王滝口では約80人が参加。雨が降る時間帯もあったが、参加者は雨具を着てそれぞれの作業を熱心にこなしていた。集合場所の田の原では、参加者が輪になって集まり、全員と握手をして絆を深める企画も行われた。
登山道整備は、地元企業や山関係者らでつくる木曽御嶽奉仕会とNPO法人木曽ユネスコ協会が主催。王滝口が21回目、黒沢口が20回目を迎えた。
木曽御嶽奉仕会の池田聡寿会長は「たくさんの方の思いを受けて登山道整備をすることができてうれしい。これから1000年続けていきたい」と話していた。

協力してササ刈りをする参加者(王滝口登山道)