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2025年

災害時に役立つ知識実践 朝日村公民館が防災キャンプ

2025/07/03
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 朝日村公民館は6月28日、災害時に役立つ知識を実践で学ぶ「防災キャンプ」を縄文むら公園で初めて開いた。村内の防災士でつくる村防災士会(横山吉美会長)と、松本広域消防局山形消防署の署員が講師を務め、親子連れら4組10人が救命処置、ロープワーク、消火栓の使用体験に取り組んだ。

 救命講習は病気やけがで倒れた人がいた時の119番通報の手順や心肺蘇生のやり方、AED(自動体外式除細動器)の使い方を実践。初めて体験した朝日小学校5年の若林寛奈さん(10)は「心臓マッサージ(胸骨圧迫)はけっこう力が必要だった。AEDの使い方も教わったから、いざという時に生かしたい」と話した。
 ロープワークはもやい結びとまき結びを作り、園内の木にもやい結びで付けたロープを使って斜面を下りる体験もした。防災士会の山﨑佳典副会長は「ロープを手だけでつかむよりも腰や肩に巻き付けて体との接地面を増やした方が安定して動ける」と助言し、「防災と聞くと難しいイメージがあるかもしれないが、今日のように楽しみながらできることもたくさんある」と話した。
 体験後は昼食交流とスイカ割りを楽しんだ。

救命処置を体験する親子