都内中学生が筑北・麻績で農村体験
2025/06/17
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筑北村と麻績村に5日、東京都中央区の晴海中学校の2年生約80人が訪れ、農村生活を体験した。生徒たちは地元住民の手ほどきで農作業や伝統工芸などに触れ、田舎の魅力に親しんだ。
生徒たちは12グループに分かれて両村の受け入れ先でさまざまな体験に取り組んだ。筑北村坂北の嶋田幸夫さん(81)、享子さん(78)夫妻の畑には男女6人が訪れ、享子さんの指導で旬のニンニクを収穫した。生徒たちは堅くなった土を小型のくわでほぐしながら慎重にニンニクを引き抜いた。午後にはハチクの収穫も体験した。
柳澤すみれさん(13)は「緑いっぱい、生き物いっぱいの環境に驚く」と笑い、神田洋都さん(13)は「農作業は地道な作業の繰り返しなんだな」と炎天下の農作業の大変さも実感していた。
地元のNPO法人・わっこ谷の山福農林舎(和栗剛代表)が田舎暮らしの空気感を知ってもらおうと受け入れ、地域住民が協力している。