安曇野市消防団が竿頭綬を受章 結成以来、活動や防災意識向上に尽力
安曇野市消防団は、本年度の総務省消防長官表彰団に選ばれ、団旗の先端に付けて栄誉を示す帯「竿頭綬(かんとうじゅ)」を受けた。平成17(2005)年10月の結成以来、消火・水防活動や防災意識高揚などに力を入れてきたことが評価された。二木弘団長が26日に市役所を訪れ、太田寛市長に報告した。
市危機管理課によると、令和2年度と3年度に明科地域であった内水氾濫で団員が排水作業を行ったことや、消防庁が主催する第7回消防団PRムービーコンテストのショート部門で優秀賞を受けたことが評価された。白鳥をモチーフにした応援キャラクター・ショウくんを作るなどして団員確保に尽力している点も受章につながったという。
二木団長は「町村合併から19年になる。団員の努力が認められて大変うれしい」と述べた。太田市長は「団の活動を多くの人にPRしようと一貫した姿勢で取り組んでいる。団員の励みにもなる」と受章をたたえつつ、日頃の団員の活動に感謝していた。
本年度は全国で38の消防団が竿頭綬を受け、県内では安曇野市と埴科郡坂城町の両消防団が受章した。市消防団は今後、竿頭綬を団旗に付けて式典などを執り行う。