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2025年

松本―白馬線のバス運行へ アルピコが12月13日から

2025/11/11
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松本市と白馬村を結ぶ路線で運行されるアルピコ交通のバス

 アルピコ交通(松本市井川城2)は12月13日、松本市と北安曇郡白馬村を1日1往復、バスで結ぶ「松本―白馬線」の運行を始める。冬場の観光振興が狙いで、松本市を早朝に出発し、白馬村でスキーなどを楽しんだ後、夕方に松本市に到着するスケジュールとする。冬季の白馬村内は混み合い、宿泊施設に泊まれないこともあるといい、バスの運行により宿の混雑緩和にもつなげる。バス乗車は予約制で11月13日から受け付ける。

 松本市と白馬村、長野市は、訪日外国人客の長期滞在型観光振興に関わる連携協定に基づき、令和5年度から「冬期バス」として松本―白馬間で運行してきた。ただ、運行は午前中に白馬村を出発し、松本市を夕方出発するスケジュールで、主に白馬村に滞在する外国人観光客に松本市での観光を楽しんでもらう内容だった。「冬期バス」は6年度まで運行していたが本年度は運行しないという。
 アルピコ交通は今回、松本地域の住民が白馬村に出向きスキーなどを楽しんでもらうことや、スキーなどで来日した外国人観光客に松本市に宿泊してもらおうと、独自にバスの運行を計画した。
 運行ダイヤは午前7時に松本市のホテルブエナビスタを出発し松本バスターミナルを経由して、白馬村に午前9時ころ到着する。夕方は白馬村を午後4時ころ出発し、松本市に6時ころ到着となる。運賃は片道3500円(6歳未満は半額)で、来年3月8日まで毎日運行する。アルピコ交通は「バスはスキーやスノーボードの板を積めて気軽に移動できるので、松本地域の皆さんにも利用してもらいたい」と話している。