2025OMFオペラ指揮者・沖澤のどかさん 出演の児童合唱団指導
2025/07/10
後で読む
8月に松本市で開幕する国際音楽祭セイジ・オザワ松本フェスティバル(OMF)で、上演されるブリテン作曲のオペラ「夏の夜の夢」を指揮するOMF首席客演指揮者・沖澤のどかさん(38)が今夏初めて松本市を訪れ、オペラに出演する児童合唱団の子供たち24人を指導した。沖澤さんの初稽古に緊張気味だった子供たちも、穏やかで分かりやすい指導を受け、伸びやかに歌声を響かせていた。

まつもと市民芸術館で行われた。最初に沖澤さんが子供たちの名前を確認しながら「みんな背が高いんだね」と話し掛けると、子供たちから笑みがこぼれた。2月から練習を重ねてきた歌声に「素晴らしいよ」と褒め、感情を込めながらの表現の仕方などを指導した。
清水小学校6年の児童は「リラックスした雰囲気で楽しかった」と話し、松本県ケ丘高校2年の生徒は「怖いかなあと思っていたら、温かく指導してくれた」と笑顔だった。
沖澤さんは「みんな上手だった。これからは、オペラだからそこで何を表現するか、音、声以上のことを期待したい。稽古が進めば、殻が破れてくるのでは」と話していた。
オペラは8月17、20、24日、まつもと市民芸術館で上演される。3日間ともS席(2万5000円)とA席(2万円)は販売中で、20日はB席(1万5000円)にも若干残席がある。公式サイトなどで販売している。