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2025年

白菜の産地 1300人駆ける 木祖村 やぶはら高原で大会

2025/07/06
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 初夏のやぶはら高原を駆ける「第38回はくさいマラソン大会」が5日、木祖村小木曽のレジャー施設・こだまの森を発着点に開かれた。全国から1309人がエントリーし、近年の1000人ほどと比べ「久しぶりの人数」となった大勢のランナーが豊かな自然の中を走り抜けた。

 日本陸上競技連盟公認のハーフ(21・0975キロ)と10キロに加え、3キロのコースがあった。村の特産品・御嶽はくさいの畑を通り、ハーフは味噌川ダムの奥木曽湖を1周する道のりだった。曇りの走りやすいコンディションとなり、7~91歳の多様な年代のランナーがそれぞれのペースで力強く足を運んだ。
 開会式で地元木祖中学校の3年生・小垣外世羅さんと1年生・小佐波耀太さんが選手宣誓をした。2人とも3キロに出場。自分の足で地域を走る機会は少ないといい、小垣外さんは「ペースを保ってしっかり走りたい」、小佐波さんは「自分の目安タイムを切れるようにしたい」と意気込んでいた。
 参加者に1人1玉ずつ御嶽はくさいが贈られた。大会はやぶはら高原イベント実行委員会と木曽郡陸上競技協会が主催した。

自然に囲まれたこだまの森を勢いよくスタートするランナーたち