119番通報・出動指令 共同で 木曽・飯田 広域消防本部 県内初 4月実施へ仮運用
2026/02/10
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木曽と飯田の両広域消防本部は2月から、119番通報を受けて出動の指令を出す「消防指令業務」を共同で行う。管内の通報は一括して「飯田・木曽消防指令センター」(飯田市)で受けるが、通報の仕方や出動時間などは「これまでと変わりはない」と呼び掛ける。広域連携の強化や経費削減などを目的にした取り組みで、4月からの本格実施へ向けた仮運用の期間となる。
センターは南信州広域連合の施設・はにかむべーす内に設ける。9日に固定電話、10日に携帯電話の回線を切り替える。通報に対応する職員は12人で、木曽広域の1人、飯田広域の3人からなる4人体制を1班とし、3班が交代して勤める。
共同でシステムを更新することで、国の支援対象となり経費の大幅な削減につなげる。両本部の管轄地域は接しており、災害発生時の連携を強化する。木曽広域では現在、交代しながら常時2人が同業務に当たっており、新体制で人員の効率化による各対応の強化も期待される。
共同運用に向け、令和5年に木曽、南信州の両広域連合が協定を締結。6年から協議会を設け、準備を進めてきた。
木曽広域消防本部の大島聡・消防次長は、センターの場所は飯田になるものの、通信ネットワークは整備されており災害場所の特定、出動の速さなどが「今までより遅れることはない」とする。県内で同業務の合同運用は初となる。「仮運用期間にしっかりと体制を構築し、サービス向上につなげていく」と話している。




