筑北・坂北荘の廃止提言 とくらは村直営か指定管理
2026/02/07
後で読む
筑北村温泉施設運営等検討委員会は6日、西条温泉とくら(西条)と差切峡温泉坂北荘(坂北)の村営2施設について、今後のあり方を村に提言した。とくらは村直営か指定管理者による経営、坂北荘は食堂を来年3月末で廃止し、入浴と売店だけの運営に移行するべきとしている。
検討委の東條弘之委員長が村役場を訪れ、鎌田欣子村長に提言書を手渡した。東條委員長は「村民の福利厚生のために2施設は必要。施設を存続するために利用向上につながるPRに努めてほしい」と求め、鎌田村長は「人口減少の中、厳しい運営状況だが改善策を検討していく」と応じた。
とくらと坂北荘は共に赤字経営が続き、令和6年度は村がとくらに約5870万円、坂北荘に約2400万円を各施設の特別会計に繰り入れた。とくらは建設から30年近くたち老朽化が目立つ。空調設備の更新なども必要になり、大規模改修を行うと村の試算で3億円近くかかると見込まれる。坂北荘の令和6年度の入館者数は2万7123人で、新型コロナウイルス禍前の元年度(1万9548人)を上回ったが、物価高騰や人件費の増加などで厳しい経営が続く。
提言書は坂北荘について「人口減少や物価高騰などで、食堂施設の運営で利益改善を見込むことが難しい」とし、「最小限の人数で運営のできる入浴および売店のみの運営にする」と結論付けている。坂北荘の大塚文登所長は「食堂がなくなれば入館者数が減る可能性が高い」と危惧していた。




