2区・藤田氏と下条氏競る 4区・後藤氏リード広げる 衆院選終盤情勢
8日投開票の衆議院議員選挙について、市民タイムスは長野2区(松本市、安曇野市、東筑摩郡など)と4区(塩尻市、木曽郡など)で期日前投票の出口調査と電話調査を行い、取材を加味して終盤情勢を探った。前職1氏と新人3氏が立候補した2区は、自民党新人と中道改革連合前職が競り合い、3氏が出馬した4区は自民党前職が優勢となっている。投票先を決めていない有権者の動向が勝敗を左右する可能性がある。
長野2区は、自民党新人の藤田ひかる氏(35)=松本市=と、小選挙区で4回連続の当選を目指す中道改革連合前職の下条みつ氏(70)=松本市深志2=が競り合い、日本維新の会新人の手塚大輔氏(43)=松本市宮渕3=と参政党新人の竹下博善氏(43)=長野市中条=が追っている。無党派層の支持動向が分散しており、最終盤に向けて予断を許さない情勢となっている。
藤田氏は自民支持層に浸透し、無党派層や、候補を擁立していない国民民主の支持層に食い込む。若年層を中心に幅広い世代の支持を受けている。投票する際に重視する政策で「景気雇用」「外交・安全保障」を挙げた層の支持が比較的厚い。
下条氏は高市政権を支持しない層を取り込み、中道支持層を固めた。共産支持層に食い込み、無党派層の支持も受ける。50代以上を中心に男性の支持が多い。投票する際に重視する政策で「福祉・社会保障」を挙げた層からの支持が厚い。
手塚氏は維新支持層のほか、高市政権を支持する層、無党派層の一部にも食い込む。現役世代に一定の支持があるが、高齢層に浸透していない。投票する際に重視する政策で「福祉・社会保障」「減税」を挙げる層から一定の支持を受ける。
竹下氏は参政支持層をまとめ切れておらず、一部が他候補に流れている。無党派層への浸透にも苦戦している。10~40代の支持が比較的厚く、投票する際に重視する政策で「福祉・社会保障」「子育て教育」を挙げる層の割合が大きい。
三つどもえの構図となった長野4区は、自民党前職の後藤茂之氏(70)=諏訪市=が新人2氏を引き離す。共産党の武田良介氏(46)=長野市、国民民主党の花岡明久氏(46)=埼玉県朝霞市=が追う展開となっている。
後藤氏は自民党、日本維新の会の与党支持層を手堅くまとめる。無党派層の7割超から支持を得るほか、塩尻市や木曽郡を含む全域に浸透。物価高対策や減税を重視する層を引きつけている。
武田氏は共産党票を固め、中道改革連合支持層の一定数を取り込んでいる。女性に浸透している一方で、無党派層には広がりを欠く。福祉や社会保障の充実を求める層の支持が厚い。
花岡氏は、国民民主党支持層を固める。40代以下の若い世代にある程度の広がりを見せるものの、無党派層の取り込みは伸び悩んでいる。地区別で見ると塩尻市で一定程度、浸透する。



