松本空港を「にぎわいの拠点」に 阿部知事、立地生かした活用策探る
2025/12/26
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阿部守一知事は25日、県庁で会見し、県営松本空港を「にぎわいの拠点」と位置付けて活用するための議論を深めていく考えを示した。「周辺に松本平広域公園があり、眺望がいい立地でもある。空港がどういう役割を担うのが適切なのか、議論していきたい」と述べた。
新年に向けた県政の展望を語る中で、松本空港に触れた。空港施設の充実に取り組むとした上で「松本空港が『航空便を利用する人だけの施設』という考え方でいいのか、という問題意識を持っている。松本空港の施設を、どういう場として活用できるのか考えていきたい」と語った。
空港の活性化については▽国内線の充実▽国際チャーター便の拡充▽沖縄との連携―に引き続き力を入れるとし「定期便の利用者数・利用率は堅調に推移している。この勢いを、さらなる増便につなげたい」とした。
長野市内で19日に開催された「沖縄観光感謝の集い」で、沖縄県の玉城デニー知事から「沖縄を経由してインバウンド旅行者を長野県に運びたい」と提案があったことを紹介し「未来志向の構想。ぜひ形にできるよう、航空会社や地元の皆さん、関係する皆さんと一緒に取り組んでいきたい」と述べた。



