松本山雅の来季監督に石﨑信弘氏　「魂を揺さぶるサッカー」に意欲

　サッカー松本山雅ＦＣは８日、来季監督に石﨑信弘氏（６７）が就任すると発表した。指導歴三十余年を数え、今季は八戸をＪ２に導いたほか、これまでに３クラブをＪ１に上げた「昇格請負人」。クラブを通じて「アグレッシブで、貪欲で、執念むき出しの山雅をつくる」とし、「見る者の心臓をつかみ、魂を揺さぶるサッカーをピッチにたたきつける」とコメントした。
　石﨑氏は広島市出身で、広島工業高から東京農業大を経て日本サッカーリーグの東芝に加入。引退後は平成７（１９９５）年から山形で指導者としてのキャリアを始め、その後は柏や札幌、川崎をはじめ国内外１２チームで監督やコーチを歴任している。
　松本山雅での挑戦に「これほど胸を震わせる瞬間はない。魂の底から燃えている」と強調。サポーターらに向け「皆さんの声こそ山雅の命。あなたたちの思いがこのチームを動かす」と共闘を求めている。クラブは後日、就任会見を開く。