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2025年

山雅の新監督に石﨑信弘氏就任へ 今季は八戸でJ2昇格

2025/12/08
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八戸の本拠地であった第14節・松本山雅戦で指揮を執る石﨑氏(6月1日)

 サッカー松本山雅FCが、新監督に今季J3で八戸を率いて自動昇格を決めた石﨑信弘氏(67)を起用することが7日、分かった。歴代最多のJ通算858試合で指揮を執り、柏や札幌、山形をJ1に導くなどした「昇格請負人」。近く正式に発表する。
 石﨑氏は広島市出身で、指導者に転身した後はJ1・J2各クラブで監督を歴任。2018シーズンからはJ3クラブを率い、リーグの動向にも明るい。八戸は就任3季目で、リーグ2位でチーム初のJ2切符をつかんだものの、6日に退任が発表された。
 ハードワークと強度の高さが売り物の八戸が物語るように、選手を厳しく鍛え上げる手腕に定評がある。クラブ強化責任者の都丸善隆スポーツダイレクターが新監督に求めた昇格経験をはじめ、球際や規律、勝利への執念などを強化できる人物像に合致。最終戦後のあいさつで小澤修一社長が発した「戦う集団」の構築にうってつけとみられる。
 松本山雅は今季15位で、4季連続でJ2復帰を逃した。シーズン最終節の前日(11月28日)には就任1年目の早川知伸監督(48)の退任を発表している。