サッカーＪ３松本山雅ＦＣが解団式　来季の再起誓う

　サッカーＪ３松本山雅ＦＣは今季の最終戦から一夜明けた３０日、松本市内で解団式をした。終了後、退任が決まっている早川知伸監督が取材に応じ、全選手に謝意を示した上で、トレーニングの量と質を含めて「鍛えられなかった」と改めて振り返った。
　チームをプレシーズンから率いるのが初めてだった中、鍛錬の量とそれが導く成果の因果関係を実体験として持てていないことに力不足を感じたという早川監督。「自分の中でのこだわりが弱かった」とした。選手には「気付き」について説き、自らアンテナを張ってそれができた瞬間に一気に成長できると、経験則に基づいたヒントを授けた。
　選手らは、改めて振るわなかったシーズンをかみ締めた。終了後は若手が信州グリーンフィールドかりがねのクラブハウスを清掃するなどし、新たに立つそれぞれの場での活躍も誓い合った。