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2025年

中学生 学校づくり考える 松本 関副知事と意見交換

2025/12/01
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 中学生と関昇一郎副知事との意見交換会が30日、松本市中央1のMウイングで開かれた。公募などに応じた県内の中学生16人が参加し、学校での意見表明や校則などをテーマにパネルディスカッションとグループワークを通して考えた。
 県内の小学校5年生~高校3年生のこどもモニター300人に対する同テーマのアンケート結果を共有したほか、参加者が関副知事らに質問。校内で活発な議論をしたくても意見が思うように出てこないとの悩みに、関副知事は「なるべく具体的な話にすること、対話を実践することで皆が声を上げやすくなる」などと助言した。
 「生徒の声が反映される学校づくりに必要なこと」についてグループで話し、生徒たちは「話す場や組織をつくり、継続する仕組みにしないと学校として変わらない」「『自主性』と言って生徒に任せすぎて、先生と対話する機会が少ない」などと熱心に語り合っていた。
 県は一昨年に施行された「こども基本法」を受け、子供や若者を対象にアンケート調査や意見交換を行っており、今回初めて中学生向けに開催した。参加した松本市山辺中学校2年生・山田明文さん(14)は「初めて会った人とも共通する課題があった。他の学校や県の考えを知ることができてよかった」と話していた。

生徒の声が反映される学校づくりなどを話し合う中学生たち

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