チロルの森を自転車力走　シクロクロス大会に１４０人

　塩尻市北小野のテーマパーク・チロルの森で２９日、長野、山梨、静岡の３県で展開されているオフロードの自転車競技・シクロクロスのシリーズ戦「シクロクロスミーティング」の第６戦が開かれた。子供から実業団チームの選手まで、約１４０人が県内外から集まり、全力でペダルを踏んで順位を競い合った。
　冬季閉園に入り来場者がいない園内全域を使って競技を行った。コースは舗装路、山林、ヨーロッパの田舎街を模した石畳とバラエティーに富んでおり、選手たちはコース取りやペース配分を工夫しながらフィニッシュラインを目指していた。
　チロルの森で開催されるのは昨年に続いて２回目。３０日も第７戦が行われる。大会を主管した、チロルの森シクロクロス実行委員会の近藤英基さん＝松本市＝は「チロルの環境を生かした走りがいのあるコースを楽しんでもらえたと思う。今後も継続し、地元でも競技を普及させたい」と話していた。