松本山雅の早川監督が退任へ

　サッカーＪ３松本山雅ＦＣは２８日、早川知伸監督（４８）が契約満了により今季限りで退任すると発表した。後任は未定。ホーム最終戦でもある２９日に味の素フィールド西が丘（東京都）で行う第３８節は指揮を執る。
　Ｊ２返り咲きをノルマとして臨んだ今季、ここまで１０勝１０分け１７敗の１５位と低迷。昇格争いに絡めないまま、５試合を残してＪ２への道が閉ざされた。早川監督は「昇格のミッションに強い覚悟と責任で臨んだシーズンではあったが、このような結果、成績になってしまったこと、全ての責任は自分にある」とコメントした。
　早川監督は一昨季にコーチとして加入し、ヘッドコーチから昇格する形で今季の指揮官に就いた。規律と基準を重んじながら主体性をキーワードにチームづくりを進めたが、構想通りの成長曲線を描けなかった。
　退任は成績不振による引責の側面もあるとみられる。長期政権となった反町康治氏が２０１９シーズンで退いた後で５度目の監督交代となる。