0000日(木)
2025年

木曽町議選 投票率アップ 0.12㌽上昇 議会改革が奏功

2025/11/18
後で読む

 16日に投開票された木曽町議会議員選挙は定数12に対し14人が立候補し、現職6人、新人6人が当選した。無投票となった町長選に対し、町議選は2期連続で選挙戦に。投票率も前回選(令和3年)を0・12ポイント上回るなど、一定の盛り上がりを見せた。背景として、選挙戦を求める町民の声のほか、議会が関心を持ってもらうために進めてきた取り組みの成果とみる当選者もいる。

 町議選で投票率が上昇するのは、平成17(2005)年に現町制が始まって以来初めて。告示前、「選挙戦になってほしい」と選択肢の提示を求める町民の声は少なくなく、前回選より6人多い新人8人が出馬する流れの一因になったとみられる。
 町議会は令和4年度から、委嘱を受けて議会を傍聴する「議会モニター」の制度を実施している。議会への関心を高め、将来的に議員のなり手不足解消にもつなげる議会改革として創設された制度で、今回当選した新人のうち2人はモニター出身者だった。
 トップで3選を果たした大目富美雄さん(69)=開田高原末川=は当選の喜びをかみしめつつ「当選はゴールではなくスタート。遊説中に得た住民からの支援と期待を、今後の施策推進の原動力としたい」と力を込めた。

トップ当選を果たし、支援者から花束を受け取る大目さん(16日午後9時半ころ、末川の自宅で)

おでかけ

一覧を見る