木曽町長 加藤氏が初当選 無投票 町議選14人出馬 選挙戦に
2025/11/12
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任期満了に伴う木曽町長選挙と町議会議員選挙(定数12)は11日、告示された。町長選は、新人で漆器製造販売会社元社長の加藤真和氏(66)=福島八沢、無所属=以外に立候補の届け出がなく、加藤氏の無投票の初当選が決まった。町長選が無投票となるのは、平成29(2017)年、令和3年に続き3期連続となる。町議選は、現職と新人を合わせて14人が立候補し、令和3年の前回選に続いて選挙戦となった。投開票は16日に行われる。
加藤氏は、地元の福島八沢の選挙事務所近くで出陣式を行い、第一声を上げて遊説に出発。午後5時に無投票当選が決まると、事務所で報告会を開き、集まった支持者約20人を前に「これからが本番。皆さんと一緒に(人口減などの逆風下でも)この町を維持していけるようあがきたい」と力を込めた。
3期目の現職・原久仁男氏(74)=新開=が今期限りの引退を決めた中、加藤氏は8月に出馬表明。経営者の視点を取り入れた町政運営を標ぼうし、高齢者や子育て世代が暮らしやすいまちづくりや、観光・林業を中心とした経済活性化策などを掲げた。
町議選の立候補者は現職6人、新人8人。男性11人、女性3人で、共産党の2人、公明党の1人以外は無所属になる。地区別では開田高原が5人、木曽福島が4人、日義が3人、三岳が2人。




