山雅ついに６連敗　１５００人の応援実らず

　サッカー松本山雅ＦＣは５日、ＪＩＴリサイクルインクスタジアム（甲府市）で、宮崎と代替の明治安田Ｊ３第３１節を戦い、１―２で敗れた。トンネルを抜けられずに６連敗。消化試合が他チームとそろい、順位は１６位。県外開催のホーム戦には、週半ばのナイトゲームながら１５２９人が来場した。
　鹿児島戦から中２日の一戦で松本山雅はスタメン５人を変更。３バックの右に松村が入り、右ウイングバックに樋口、ボランチに大橋を配置。前線は安藤を頂点に、田中を右に起用した。
　押し気味に進めた前半はスコアレス。先行を許した後半は３４分に同点弾。山本龍のクロスが相手に当たったこぼれを安藤が拾い、最後は林が決めた。だが１分後にネットを揺らされて押し切られた。
　昇格の可能性が消滅して迎えた一戦で戦う姿勢は示したが、追い付いた直後に勝ち越しを許す幾度も繰り返した形で敗れた。「互いにチャンスが少ない中で最後の質で上回られた」とした大内一生。「ここまでの連敗は経験がなくメンタル的に厳しいが、状況が変わるまで努力する」と懸命に前を向いた。
　次戦は９日で高知と戦う。中３日でのアウェー戦で、３連戦の最後となる。