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2025年

山形村の青少年健全育成CM完成 ネット適正利用テーマに

2025/10/31
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 青少年健全育成運動の啓発のため、山形村が村民の参加を募って本年度制作したCMが今月完成した。「インターネットの適正利用」をテーマに、10~50代の村民4人が、専門家のアドバイスを受けながら3カ月かけて取り組んだ。若者の危機感に訴える質の高い4本が出来上がり、29日夜に村や学校関係者を招いて村役場で制作発表会が開かれた。

 SNS(交流サイト)でメッセージをやり取りしているうちに、知らぬ間にだまされていたという筋書きで、俳優も4人が務め、15秒2本と30秒2本を作った。ニヤリと笑う出演者の口元をアップにする演出や「大切なのは正しい知識と使い方 自分を守れ自分自身で」と効果的に繰り返されるせりふが印象的で、心がぞわぞわする音楽とともに頭に残る。発表会に訪れた25人ほどは真剣な表情で見入っていた。
 4人は、高校3年生の佐野向日葵さん(18)=下大池、大学2年生の野口美咲さん(20)=下大池、会社員の佐々木大輔さん(42)=小坂、看護師の野口千恵美さん(55)=下大池=で、7月に「UPM(ユース、プロテクト、マイセルフ)プロジェクト」を結成。9月にかけて月2回のワークショップを開いて撮影内容を検討し、9月28日に村内で半日かけて撮影した。
 野口美咲さんは「自分と同じ世代の印象に残る内容を心掛けた」と話し、佐野さんは「『闇バイト』などニュースで話題になっているテーマはまだある。今後の展開も考えたい」と話していた。
 11月から村のケーブルテレビで放映される。

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