塩尻商工野球 57回大会で幕 拓.B.B.Cが優勝
2025/09/30
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塩尻市の塩尻商工会議所は28日、市営野球場と市営総合運動場で「第57回塩尻商工野球大会」を行った。会員事業所の従業員同士の親睦や健康増進を目的に昭和43(1968)年に始まり、半世紀以上にわたって開催してきたが、時代の流れで参加チームが減り、今回をもって終了した。
7チーム・約140人が参加し、トーナメント戦を行った。どのチームも悔いなく存分に力を尽くして楽しもうと、「ナイスボール」「集中、集中」などと声を掛け合って臨んでいた。チーム「拓.B.B.C」が優勝した。
開会式で塩尻商議所の小松稔会頭は「野球大会は大きな事業の一つだった。大会を通じて大きな歴史を築いていただいた」と述べ、多くの関係者への感謝の気持ちを表した。
選手宣誓で、チーム「広丘商工会」の主将・水谷哲智さん(51)=水谷税務会計事務所=は「試合後の懇親会の酒のさかなとなる珍プレー、好プレーを数多く輩出します」とユーモアを交えて述べた。試合前には大会の醍醐味について「自分は15回出場した。使命。会員同士の交流もあって良かった」と笑顔で話していた。
塩尻商議所によると、大会は、令和2年に新型コロナウイルスの感染防止のために中止した以外は毎年行った。出場チームが最も多かったのは昭和44年の第2回で、40チームが参加した。最多出場チームは「三全精工(三全プレス)」と「広丘青年商工会(商工会)」でともに41回だった。近年は「働き方改革」が進み、職場の休日に大会があるため不参加とする会員が増えていたという。



