女子高生が硬式野球熱戦　松本ローズカップ開幕

　高校女子硬式野球の大会「第３回松本ローズカップ」（松本市女子野球タウン事業実行委員会主催、市民タイムスなど協賛）が２７日、松本市の信州グリーンローズスタジアム四賀で２日間の日程で始まった。北海道から九州までの地域リーグ代表（選抜含む）と、松本国際高校（松本市）の８チームが出場し、トーナメント形式で優勝を争っている。
　初日は１回戦４試合を行った。汗ばむ陽気の中、選手は仲間を激励しながら戦い、終盤までもつれる展開の試合もあった。四賀地区の住民は町会ごとに応援するチームを決め、選手の保護者と一緒に声援を送った。松本国際は北海道選抜と対戦し、１―８で敗れた。
　鼓龍会虚空蔵太鼓の勇壮な演奏で開幕し、日赤奉仕団四賀分団が豚汁を振る舞った。２８日は準決勝と決勝があり、地元のバンド・ＭＡＢ（マブ）と、県松本文化会館付属管楽アンサンブルの演奏で試合を盛り上げる。決勝の３回終了後に、松本国際高チアダンス部のパフォーマンスがある。
　地元住民でつくる四賀地区実行委員会の実行委員長・丸山則行さん（７４）は「大会が根付いてきている。地域活性化につなげたい。おもてなしの心が伝わればうれしい」と話していた。