花村夏実選手に県スポーツ栄誉賞　新体操世界選手権金メダル獲得で

　新体操の日本代表「フェアリージャパン」のメンバーで、８月にブラジルで開かれた世界選手権で団体総合金メダルに貢献した松本国際高校（松本市）２年生の花村夏実選手（１７）＝ＷｉｎｇまつもとＲ．Ｇ．所属＝に１６日、県から「スポーツ栄誉賞」が贈られた。県庁で贈呈式が開かれ、花村さんは「今回の経験を生かしてさらなる高みを目指し、３年後のロサンゼルス五輪に向けて頑張りたい」と意欲と決意を新たにしていた。
　阿部守一知事が表彰状と記念品を手渡した。花村さんは「あこがれの先輩や全国トップレベルの選手たちと切磋琢磨しながら、うれしい気持ちも、悔しい気持ちも、この一年でたくさんの経験をした。強い気持ちで最後までやりきることができた」などと語り、周囲への感謝を述べた。
　ＷｉｎｇまつもとＲ．Ｇ．の西沢啓子代表と鈴木あおい主任コーチも同席した。花村さんが３歳からクラブに通い、踊ることが大好きな子供だったことを振り返り「できるまで練習する、努力する根気強さはピカイチだった」などと努力家の一面を紹介していた。
　同日は県体操協会の表彰式も県庁で開かれた。花村さんは帰国後に、家族に金メダルを掛けた時の気持ちなどを語り、あらためて感謝を伝えていた。

阿部知事からスポーツ栄誉賞の表彰状を受け取った花村選手（右）