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2025年

50歳OB野球 50回目の大会 松本で開幕 県内19チーム

2025/09/15
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「この年まで野球ができることに感謝」と選手宣誓する和田さん
「この年まで野球ができることに感謝」と選手宣誓する和田さん

 知事旗争奪第50回県50歳OB野球大会(県50歳OB野球連盟主催)が14日、松本市島内のあずさ運動公園で開幕した。シニア世代になっても野球を楽しみ交流を深めようと、半世紀にわたる歴史を重ねた。19チームが出場し、節目を迎えたことを喜び合い、トーナメント戦で試合を楽しんでいる。
 年度内に50歳以上になる選手が参加する軟式野球の県大会として昭和51(1976)年に始まった。開会式で、県50歳OB野球連盟会長の清水明さん(74)は、大会が始まった年に生まれた人が参加資格を得る年齢になった感慨を語り「100回を迎えられる大会に」と継続を願った。松本市の四賀クラブ選手・和田敏昭さん(61)が「だいぶいい年になりましたが、この年まで野球ができることに感謝し、野球を楽しみます」と選手宣誓した。
 試合では年齢を重ねた選手ならではの、プレーと声の掛け合いが見られた。無理せず、一塁手が捕りやすいワンバウンドで送球した三塁手は「愛がある」とたたえられ、果敢に二盗を決めた走者には「いいね! ハッスル、ハッスル」と拍手が送られていた。
 50回記念として大会横断幕を新調し、記念パンフレットを全選手に配布した。各チームから募った善意約20万円を、能登半島地震被災地の義援金とする。雨天の初日は途中で中止し、23日に準々決勝までの残り試合をあずさ運動公園で行う。準決勝・決勝は28日、筑北村やすらぎスポーツ広場野球場で実施予定。