「救急の日」 園児たちが119番通報の仕方など学ぶ
2025/09/10
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9月9日の「救急の日」に合わせて、松本市城西2の丸の内消防署は、救急活動の大切さを子供たちに知ってもらうイベントを同署で開いた。近くの聖十字幼稚園の年長児21人を迎え、119番通報の仕方を伝えたり、救急車を見てもらったりして、将来、いざという時に自分や周りの人の命を救う行動につながるよう願った。
署員は救急活動について、急な病気やけがをした際に手当てをすることだと分かりやすく説明し、倒れた人を見つけたり音を聞いたりして駆け付けた人には大事な役割があると伝えた。
「けがをした人を助けるためにおまじないを覚えてほしい」と呼び掛け、119番通報の仕方を教えた。署員が試しに通報の聞き取り役をすると、園児たちは「119」「救急です」と元気な声で答えていた。
園児たちは毎日稼働している救急車に感謝を込めて水洗いの手伝いをし、車内も見学した。竹内ひかりちゃん(5)は「小さい消火器を背負って救急車に水をかけて洗うのが楽しかった」と笑顔を見せていた。
横山功一署長は「救急件数は年々増えている。最近は暑さで体調を崩す人もいる。子供たちには、今日のような体験が万が一の時に役立てば」と話していた。
