学校の未来 木祖村民語る ミーティング始まる 世代超え多彩な意見
2025/09/05
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木祖村の教育の未来を考える住民参加型の集まりが3日夜、木祖村民センターで始まった。「みんな集まれ!学校創りミーティング」と銘打った。地域の子供から子育て世代、高齢者まで幅広い年代や学校関係者60人余りが集まり、学びの内容から施設・運営形態、教育方針、地域連携まで多岐にわたるテーマで意見が交わされた
村では 少子化の進行を見据え、令和6年に「小中学校あり方検討会」を立ち上げ、これまで4回の会合を実施。5回目からはより多くの声を反映するため、住民参加型へと拡大した。
参加者は8グループに分かれ、「子供が幸せになる学校とは何か」を出発点に自由に意見を出し合った。各グループからは、学校と図書館・公民館・体育館・行政機能を一体化した複合拠点化、大人と子供が共に学び交流できるオープンスペースの常設、広域連携なしの町村単独対応への懸念などが挙げられた。また、自校式給食や全校活動、異年齢交流といった小規模校の強みを維持・強化する意見や、全館空調や体育館へのエアコン整備を求める声もあった。
出された意見は、今後のテーマ設定に活用される予定。奥原秀一村長は「まず『どんな学びを提供するか』を固めるところから始めたい」と語った。
