生坂中1年生が育てた巨峰販売へ 19日に道の駅で
2025/09/05
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種なし巨峰の栽培に取り組んでいる、生坂村の生坂中学校1年生12人が、今秋も地元の道の駅いくさかの郷でブドウの販売会を計画している。19日午後に予定し、生徒たちは手塩にかけて育てたブドウを村内外の人たちに楽しんでもらおうと、準備に励んでいる。
例年、1年生が村特産のブドウへの理解を深めるため、学校に隣接する畑で、春の棚作りから枝の誘引、袋掛け、秋の収穫まで、月1~3回の作業を体験している。店舗販売は昨年の1年生が初挑戦し、今年も「頑張って作ったブドウをみんなに食べてほしい」と計画した。100房以上を販売し、売り上げは再来年に3年生となった時の修学旅行に役立てるため大事に貯金するという。
来週に初めて収穫して試食し、19日午前に2回目の収穫をして、手作りのラベルを貼って取れたて新鮮な巨峰を出荷する。午後に店舗内で接客しながら販売する予定だ。
4日の準備作業では、手作りのPRポスターを作った。藤澤斡人さん(12)は「ブドウだけでなく仲間みんなの写真も入れたデザインでPRしたい」と意気込んだ。平林和真さん(13)は「(育てる房を厳選する)房づくりで、どの房を残すか悩んだし農作業も大変だった。けれど頑張ってよかった」と振り返った。木内天晴さん(13)は「自分たちが初めて育てた巨峰だ。一生懸命作ったので、ぜひとも食べてみてほしい」と願っていた。
