全国高校軟式野球が開幕　松商学園は２５日に初戦

　第７０回全国高校軟式野球選手権大会は２４日、兵庫県の明石トーカロ球場（明石市）とウインク球場（姫路市）で開幕した。初日はトーカロ球場で開会式があり、北信越代表の松商学園を含む全国１６ブロックの代表校が堂々と入場行進し、健闘を誓い合った。松商学園の初戦は２５日、トーカロ球場の第２試合（正午開始予定）で大阪代表のあべの翔学と戦う。

　７０回目の節目を記念し、開会式では歴代優勝３３校のうち、現存する加盟２０校の現役の主将が招待されて行進に加わった。松商学園はプラカードを掲げたマネジャーの岡本結友さん（３年）を先頭に、選手１８人が大きく腕を振って行進し、初戦への士気を高めた。岡本さんは「高校最後の大会。選手たちにはとにかく試合を楽しんでほしい」と話し、マネジャー９人で全力でサポートすることを誓った。
　開会式後は初戦に向けて軽めの打撃練習などを行った。主戦の本木魁星選手（同）は「仲間を信じ、仲間の期待に応える投球をする」と闘志を燃やし、遊撃手の板花玲選手（同）は「強い気持ちで勝ちにいく」と力を込めた。
　大会は２４、２５日に１回戦、２６日に準々決勝を行い、準決勝は２８日、決勝は２９日となる。