多肉植物コラボで商品化 エクセラン高校とシナノカメラ工業
2025/08/23
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松本市寿北3の製造業・シナノカメラ工業は今月、エクセラン高校(松本市里山辺)の「グリーンライフ部」と共同で多肉植物の販売を始める。同社が所有する3Dプリンターで作ったプランターに、生徒が育てた多肉植物を植えてイベントで販売する。地元の高校生との連携で植物を育てる魅力を広める。
販売するのは直径約6~8センチのプランターに植えられたハオルチアやガステリア、クロホウシの計3種類、21鉢。生分解性プラスチックの一種であるPLAプラスチックで作った鉢に、生徒が学校で育てていた多肉植物を株分けした。30日に前橋市の群馬県庁で開かれるイベントや、9月13、14日に信州スカイパーク内のやまびこドームで開かれる「グッドライフフェスタ」などでの販売を予定している。同部の横山明泉さん=1年=は「多肉植物で育てる楽しさや成長の喜びを感じてほしい」と話していた。
同社は3Dプリンターで製品の試作品製作を受託している。多肉植物は同社が展開する生活雑貨ブランド「LiTAS(ライタス)」の名義で販売する。同ブランドを展開する事業部「LC―LAB(エルシーラボ」の赤羽優一次長(46)は「さまざまな場面で地域との連携を増やしていきたい」と意欲を見せていた。
