松本市笹賀に新給食センター 令和12年度以降に稼働へ
2025/08/20
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松本市教育委員会は19日、市学校給食センター再整備基本計画に基づく2カ所目の新築施設「第2給食センター(仮称)」の建設地を、笹賀地区内に選定したと市議会経済文教委員協議会に報告し、了承された。老朽化で閉鎖が決まっている西部学校給食センター(野溝西3)の配送エリア内で、令和12年度以降の稼働を目指す。
基本計画では、大規模施設の東部(原)と西部、小規模施設の波田(波田)、梓川(梓川梓)の現4センターを、梓川小学校西側に建設する第1(仮称)と、第2、東部の三つに再編し、それぞれ最大調理能力6000食の中規模センターとすることになっている。
第2の建設地は西部の南西側で、奈良井川を挟んで公設地方卸売市場の向かい側の農地約9300平方メートル。土地売買に関する地権者の内諾は得ており、地元・中二子町会と笹賀地区町会連合会の了解も取り付けた。今後、用地取得と建設に向けた具体的な作業に入る。
第1は10年4月の稼働を目指しており、来年度中に着工する予定。東部は大規模改修を行い、13年度以降の再稼働を目指す。二つの新センター建設と東部の大規模改修後、老朽化が進む梓川と波田、西部は段階的に廃止する。
リニューアルする三つのセンターには最新設備を備えるとともに、地産地消の推進や多様な献立作りに一層力を入れる。同日の定例記者会見で、臥雲義尚市長は「よりきめ細かく対応していきたい」と述べた。
