夏を満喫!お寺でキャンプ 松本・神宮寺で小学生対象に企画
2025/08/20
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松本市浅間温泉3の神宮寺で20日まで、「子どもキャンプ」が行われている。市内を中心に小学生24人が参加し、敷地内でテント泊をしながら寺の文化や自然に触れて夏らしい体験を楽しんでいる。
2日目だった19日は、同市三才山の女鳥羽川上流で川遊びを満喫した。小さな滝があり、子供たちは並んで滝行のように水に打たれたり、滝つぼに飛び込んだりと歓声とともに水しぶきを上げてはしゃいでいた。山辺小学校5年生の児童は「流れが規則的ではないし、水が冷たくて深いところもある。自然の中で遊ぶのは楽しい」と笑顔だった。
座禅や鐘つきの体験をしたほか、野外調理で協力し合って食事づくりにも取り組んだ。最終日は竹林から切り出した竹で台を作り、流しそうめんを楽しむ。
谷川光昭住職が信州大学教育学部の野外教育コースを卒業しており、同級生で北安曇郡白馬村を拠点に自然体験プログラムなどを提供するasoviva(アソビバ)ハクバの代表・中西岳人さんと企画。自然の中で子供の主体性や想像力を引き出す教育事業として、昨年から春と夏の2回ずつ実施している。谷川住職は「地元の魅力を見直しつつ、子供たちの遊ぶ力、居場所をつくる力を伸ばす機会になれば」と願っていた。