松商学園 甲子園で堂々行進 夏の大会が開幕
2025/08/06
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第107回全国高校野球選手権大会は5日、兵庫県西宮市の甲子園球場で開会式を行った。約1万6000人の大観衆が拍手を送る中、4年ぶり38回目の出場を果たした長野代表の松商学園の選手20人が堂々と入場。腕を大きく振り、足並みをそろえて聖地を踏みしめ、生き生きとした表情を見せていた。
暑さ対策の一環で開会式は大会史上初の夕方開催となり、午後4時に入場行進が始まった。暑さが少し和らぎ、グラウンドには暖色の西日が差し込んでいた。式典後に開幕戦も行われた。
行進は前年優勝の京都国際(京都)を先頭に北から順に49校が入場。松商学園の38回出場は北海(南北海道)の41回に次ぐ多さとあって、校名がアナウンスされると大きな拍手が沸き起こった。長野大会の優勝旗を持って先頭を歩いた小林伸伍主将(3年)は「内野席いっぱいに人がいる空間は迫力があった」と笑顔を見せた。初戦を見据え、「県大会で戦った球児や応援してくれる人の思いを背負っている。堂々とプレーすることが自分たちの使命。自信を持って試合に臨む」と力を込めていた。
松商学園の初戦は大会7日目の11日、第2試合(午前10時半開始予定)で岡山学芸館(岡山)と対戦する。
