0000日(木)
2025年

松本の中学生22人 広島の平和式典へ

2025/08/06
後で読む

 広島市で6日に開かれる平和記念式典に合わせ、松本市が派遣する中学2年生の訪問団22人の出発式が5日、松本駅東西自由通路で開かれた。2泊3日の日程で広島平和記念資料館や原爆ドーム、江田島旧海軍兵学校を見学する。
 出発式で平和推進課の長岡大介課長は「テレビや教科書だけでは学びきれない多くの真実と向き合い、学んだことを友達や家族、多くの人たちに伝えていってほしい」と呼び掛けた。訪問団代表の丸山恋さん(13)=菅野中=は「現地でないと学べない原爆の恐ろしさをしっかりと学んできたい」と話し、和田真さん(13)=波田中=は「平和とは何かを真剣に考える機会としたい」と語った。
 初日は「ヒロシマ青少年平和の集い」に参加し、6日午前に式典に出席する。7日に平和資料記念館を見学し、帰途に就く。中学生の派遣は昭和61(1986)年の「平和都市宣言」に基づく事業で、原爆の恐ろしさや平和の尊さを学ぶことを目的に毎年実施している。5日は安曇野市、塩尻市などからも中学生が広島へ出発した。

松本駅の東西自由通路で開かれた出発式

おでかけ

一覧を見る