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2025年

英語学んで楽しく交流、先生は首都圏の大学生 穂高でキャンペーン 小中学生が3日間

2025/08/05
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 首都圏の大学生でつくる日本学生協会(JNSA)基金の学生と、小中学生が英語を通じて交流する「英語キャンペーン」が4日、安曇野市穂高北小学校を会場に始まった。学生11人と香港、ドイツの留学生2人が訪れ、同小や穂高西中学校の児童生徒ら72人と3日間の日程でゲームや実践を通じて英語を楽しむ。
 初日は、初対面の参加者が打ち解けるよう、「地域カルタ」づくりをした。安曇野にまつわる読み札を日本語で考え、英語にした。子どもたちは学生に英語やスペルを聞いたり、安曇野の良いところを伝えたりしながら「冬寒いアルプス山は雪きれい」「昔から歌われてきた安曇節」といった文を作って絵札も描いた。
 2日目と3日目は「レストラン」や「入国審査」といった場面を設定して英語で会話するチャレンジもする。穂高北小5年生の宮﨑麦さん(11)は「英語をたくさん覚えて、将来水泳選手になれたらいろんな国の選手と話したい」と楽しみにしていた。
 キャンペーンは同校の外国語専科の松島千尋教諭が「英語を通じて広い世界へ目を向けてほしい」と招致。同基金は「高円宮杯全日本中学校英語弁論大会」の運営をしており、小中学生が英語に慣れ親しみ、好きになるきっかけを届ける企画として60年、全国でキャンペーンをしている。同基金文化部長の野口唯李朱さん(21)=横浜市立大学医学部2年=は「英語の苦手意識をなくし、魅力を知り、コミュニケーションの大事なツールとして身に付け、将来への可能性を広げてもらえたら」と期待していた。

かるたの読み札を英語で考える児童たち