行進で高まる士気　松商ナイン、甲子園で開会式リハーサル

　第１０７回全国高校野球選手権大会（５日開幕）の開会式のリハーサルが４日、兵庫県西宮市の甲子園球場で行われた。出場４９校が一堂に会して入場行進などの流れを確認し、松商学園のベンチメンバー２０人も堂々とした姿を見せた。開会式は、同球場で５日午後４時に始まる。
　松商学園の選手たちは、りりしい表情でグラウンドを行進し、いよいよ始まる憧れの舞台での戦いに向けて士気を高めていた。宮島巧成選手（３年）は「行進でしっかり全員の足並みがそろった。甲子園での戦いに向かう気持ちが整ってきた」と話した。
　松商学園の初戦は大会７日目の１１日となり開会式からは日数が空くが、開会式に駆け付ける保護者らは多い。羽生田凱希選手（同）は「応援してくれる人に自分たちの感謝や思いを伝えられるのが行進とプレーだと思う。堂々とやり抜く」と力を込めていた。