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2025年

憧れの甲子園で広さ体感 松商ナインが公式練習

2025/08/03
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 第107回全国高校野球選手権大会に出場する松商学園高校(松本市)硬式野球部は2日、兵庫県西宮市の甲子園球場で公式練習に臨んだ。ベンチメンバー20人とサポートメンバーが高校球児憧れの甲子園のグラウンドに足を踏み入れ、球場独特の空気感や土の感触などを体感。20分間の練習に全力で汗を流した。
 シートノックとシート打撃を行い、投手陣はマウンドで投球して土の硬さなどを確かめた。練習開始のサイレンとともに一斉にグラウンドに駆け出した選手たちの表情は明るく、甲子園でプレーできる喜びがにじんでいた。グラウンドに入れば各自が真剣な表情で一球一球に集中し、機敏な動きを見せていた。
 投球した主戦の加藤高慎(3年)は「マウンドが硬いと聞いていたが、思っていたほどではなく順応できそう。普段通りの投球ができた」と落ち着いていた。松宗勝監督は「打席や守備位置からの見え方や感覚など、球場を目だけでなく体全体で感じるのが大事。それぞれが良い準備ができた」と話していた。

甲子園のグラウンドに駆け出す松商学園の選手たち
甲子園のグラウンドに駆け出す松商学園の選手たち