新しい命の誕生に感動 信大付属松本小で子羊誕生
2025/07/17
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松本市の信州大学付属松本小学校6年東組が飼育している羊「ユズ」が、9日に2頭の子羊を生んだ。児童たちが命の大切さを感じながら、かわいがっている。
同日午後10時ころに産気づき、11時ころに雌の2頭を出産した。田村教諭がオンラインでつないで、児童はリアルタイムで出産を見守った。生まれた子羊は2頭とも真っ白だ。出産時は3キロと4キロだったが、今は5キロと6キロに成長した。
児童が命の尊さを学ぶため飼育している。4年生の秋に奈川の清水牧場から羊を借り受けた。子羊に名前は付けておらず、児童たちの卒業までに牧場へ返す予定だ。
16日は体重測定や掃除、散歩をした。児童たちは羊に寄り添って、危ないことがないよう見守っていた。東組の児童は「生まれたときに命の大切さを実感して泣いた。元気に生きてほしい」と話していた。