出口クリスタ選手の柔道着　母校・松商に展示

　塩尻市出身でパリ五輪柔道女子５７キロ級の金メダリスト・出口クリスタ選手（２９）＝日本生命、松商学園高―山梨学院大出＝の柔道着が母校の松商学園高校（松本市）に寄贈され、１２日から同校の廊下に展示されている。柔道をはじめ、スポーツで飛躍を期す現役生の励みになっている。

　昨夏のパリ五輪優勝後、柔道部の手塚裕司監督が出口選手に寄贈を打診したところ、快く応じてくれた。寄贈自体は昨年で、同校の歴史栄光室前の廊下に展示スペースがこのほど完成したことから、文化祭の一般公開日に合わせてお披露目した。過去の世界選手権などで着用した柔道着で、サインが添えられている。柔道部主将の小松美里さん（１７）は「自分もクリスタさんのような強い選手になりたい」と力を込めていた。
　歴史栄光室には、出口選手が全国高校総体で獲得した金メダルや、同校出身で６３キロ級元世界女王の堀川恵さんの柔道着も展示している。