平日の松本の街に活気 マルシェ11日に開催 子育て中の女性3人が企画
2025/07/08
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松本市在住の子育て中の女性3人が、大型商業施設の閉店が相次いだ中心市街地で、人通りが少なくなったといわれる平日午前中にマルシェを開催する。Uターン、移住、夫の転勤でと、松本で暮らし始めた理由はそれぞれだが「街に活気を生み出したい」との思いは一緒だ。11日午前9時半~午後1時、中央1の花時計公園を会場に開く。
就職を機に移住した会社員(育休中)の大見喜子さん(44)、松本にUターンした刺しゅう講師の降籏麻未さん(36)、夫の転勤で2年前から市内に住む都内のイベント運営会社のフルリモート社員(育休中)の窪池磨美さん(35)が企画。中心市街地を回遊するイベント「おさんぽフェス」を主催するママフェスまつもと代表の高山未央さん(38)から、平日朝のマルシェの案を持ち掛けられ、動き始めた。
「Machikaraマルシェ」と名付け、焼き菓子やパンの販売、ワークショップなど地元の26店が出店する。降籏さんは松本駅前や閉店した松本パルコで遊んだ思い出があり、自身の経験を重ね「楽しい思い出が進学や就職で外に出た後、また戻ってきたいという思いになる」と語る。窪池さんは松本での魅力的な人たちとの出会いにより「街を活性化することで松本やその人たちに貢献したくなった」と話す。
開催に合わせ、ホテルニューステーション(中央1、小林篤史社長)が同日午前8時~9時半、街中でウオーキングを企画。一緒に街を盛り上げる輪も広がってきている。
