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2025年

松本市の投票所6カ所 暑さ対策で変更 冷房のある施設に

2025/07/08
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 20日に投開票される参議院議員選挙で、松本市選挙管理委員会は、小学校などの体育館に設置している6カ所の投票所を、冷房設備のある福祉ひろばなどの施設に変更する。猛暑が続く中、投票管理者や立会人らの熱中症対策として実施する。市選管によると、暑さ対策での会場変更は初めて。
 市内には73カ所の投票所がある。変更する6カ所のうち、安原地区福祉ひろば、島立小学校図工室、岡田地区福祉ひろば、今井公民館西館は立会人らが休憩室として使用する部屋に加え、投票会場となる部屋にも冷房設備がある。開明小学校昇降口と筑摩児童センターは、休憩室で使う部屋に冷房設備を備える。
 冷房設備がなく、近くに変更できる冷房設備を備えた公共施設がない清水小学校体育館や松本深志高校講堂など14施設は、休憩室で使う部屋に移動式小型冷房機「スポットクーラー」を配備する。レンタル費用は35万8000円で、一度に多くの台数を確保することが難しいため休憩室のみに置く。
 市選管は、対象世帯に郵送した入場券に投票所変更の案内を掲載し、町会が回す回覧板や市広報紙で周知を進める。「投票所の環境を改善し、立会人ら選挙事務に従事する人の健康を守りたい」と話している。

冷房設備を備えた安原地区福祉ひろばの部屋。旭町小学校体育館から会場を変更する