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2025年

愛唱歌で深まる仲間の輪 松本・コールフレンド今井 25周年で初のCD製作

2025/07/07
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 松本市今井の合唱サークル「コールフレンド今井」が25周年を迎えた。今年は初めて愛唱歌のCDも製作。仲間づくり、生きがいづくりの輪を広げながら活動を充実させている。
 今井小学校の元音楽教諭・鈴木健さん(87)=同市笹賀=を合唱指導に迎え、平成12(2000)年に発足した「今井童謡唱歌歌う会」を前身とする。当初は公民館事業の一環だったが独立し、常時20人前後のメンバーが歌う喜びを共有してきた。
 活動は月2回、今井公民館で練習を重ねる。童謡唱歌から小中学生の合唱曲、映画の挿入歌までさまざまだ。新型コロナウイルス禍前に実施していた出前公演は近年見送っているが、塩尻市で開かれる童謡唱歌祭りに毎年参加するなど発表の場も楽しむ。
 CDは6月に製作した。代表の長谷川航一さん(80)が作詞、鈴木さんが作曲した「今井福祉ひろばの歌」や、鈴木さん編曲「美ケ原讃歌」のほか「みかんの花咲く丘」「早春賦」など7曲を収録し、地元の宮本鐵雄さん(83)がCDに仕立てた。50枚を作って地区内の学校や福祉施設、商業施設などに配り、役立ててもらう考えという。
 鈴木さんは「分け隔てなく純粋に、皆で歌を楽しんできた」と四半世紀を振り返る。長谷川さんは「年月とともに人は変わっても、活動は末永く続いてほしい」と話している。

公民館での練習風景。毎回最初に「今井福祉ひろばの歌」を歌う