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2025年

2026.2.4 みすず野

2026/02/04
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 昭和33(1958)年東京生まれの作家・川上弘美さんは「小さい頃、東京は今よりずっと寒冷でした。おまけに家はすきまだらけで、下手をすると家の中に氷が張っていました。だから、朝起きるといちばんに駆け寄ってゆくのは、ストーブの前でした」という(『わたしの好きな季語』NHK出版)◆これは石油ストーブで、ストーブは冬の季語。災害時に石油ストーブが一番頼りになる暖房器具だと、松本市の瑞松寺住職・茅野俊幸さんが書かれていた昨日のリレーコラムを、うなずきながら読んだ◆災害発生時にはライフラインが断たれる。電気を必要とする暖房器具は役に立たない。随分前になるが地区内の大きな工場で火災が発生。その影響で停電した。もうすぐ年が変わるという師走の夜でファンヒーターなど電気で稼働する暖房器具しかなく寒さに震えた◆次の日、小型の石油ストーブを購入した。茅野さんが書かれているやかんを置けるタイプ。毎年暖房器具の使い始めに合わせて点検している。一度芯を替えただけで故障しらずだ。部屋の隅にあるだけで心強い。もちろん、災害などで使うということがないのが一番だ。

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