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青空の下歓声響く アルプス公園で第51回松本子どもまつり

割り箸と輪ゴムを使った射的を楽しむ子ども

 自然の中で手作りの遊びやステージ発表を楽しむ「第51回松本子どもまつり」(松本市、市教育委員会主催、実行委員会主管)が3日、松本市のアルプス公園で開かれた。雲一つない快晴の下、子供たちの笑顔があふれ、歓声が響き渡った。

 開会式は東部地区こども会の新井結音律君(11)と原尚之君(10)が司会を務め、岡本一花さん(12)が開会宣言をした。
 市内のボランティア団体や中学校、高校など12のブースが並び、木工やおもちゃの工作といったものづくり体験のほか、輪投げや的当てなどの昔ながらの遊びで子供たちを楽しませた。ステージ発表もあり、園児から高校生までがダンスや和太鼓、フラダンスなどで息の合ったパフォーマンスを見せた。
 母親と弟の家族3人で市内から訪れた信州大学付属松本小の4年は「いろんな人が来ていて楽しい。また来年も来たい」とうれしそうだった。
 大型連休で県外から帰省している親子の参加も見られ、新型コロナ禍を経て4年ぶりに開催した昨年より約1400人多い約5200人が訪れた。臼井和夫実行委員長(72)は「子供の元気な姿を見られうれしい。まつりに関わった子供が主体的に行動できる若者に育ってくれるといい」と話していた。