地域の話題

GW後半 さあ出かけよう! 松本市内大にぎわい

買い物や散策を楽しむ人であふれる縄手通り(3日午後2時半ころ)

 大型連休・ゴールデンウイーク(GW)の後半初日の3日、中信地域は青空が広がり、行楽地は県外ナンバーの車や観光客であふれた。松本市内は、中心市街地の縄手通りや中町通りで散策する人で混み合った。

 国宝松本城天守では開門の午前8時前から入場待ちの列ができ、お堀をぐるりと囲むように人が並んだ。入場券購入まで最大で30~40分待ちとなった上に、購入後の入城の待ち時間が最大で90分となった。同日の入場者数は5241人と、GWに入った4月27日以降で最多で、前年同日並みのにぎわいとなった。
 混雑は昼前後にピークを迎えた。山梨県から夫婦で訪れた女性(58)は「待ち時間が長いけれど、初めてなので天守に上りたい」と楽しみにしていた。
 庭園内では数量限定の整理券が配られ、テントやいすが一部に設けられた。京都市から友人と訪れた男性(44)は「待つ場所があり、風が涼しくてよかった。松本城がかっこよくて感激した」と話した。
 縄手通りでは、買い物や食べ歩きをする人たちであふれ返った。東京都から訪れた20代の女性は「新緑がきれいで、街の雰囲気がおしゃれ」と散策を楽しんでいた。
 松本城は4日、さらに混雑する見込み。市松本城管理課の松岡由香課長は「ホームページにも待ち時間を掲載している。熱中症対策をして楽しい時を過ごしていただけたら」と話していた。